中国武漢から拡がったという新型コロナウイルス肺炎。
2020年4月27日の現在、世界中がコロナ脅威に晒され、終息の見込みもないまま、先の見えない不安の中に置かれています。マスコミの報道の大半がこのテーマでもちきりです。
一日も早い終息と解決を望みます。早くワクチンが開発され、今までと同じ平穏な生活を待ち望んでいます。多くの経済活動が休止を余儀なくされ、人の移動も大きく制限されています。生活に窮する人々も多く、路頭に迷う方々もますます増える一方です。
マスクの品薄状態が続き、こんなにもマスクを希求した時は今までなかったと思います。巷では、手作りさまざまなマスクを着けているのが当たり前になってきました。世界中でマスクをする時代になりました。
このコロナ騒動、多くの方々が感染し、亡くなっています。
別の視点で、このコロナ騒動を見てみると、また別の感覚になります。
経済活動が世界中で停止しているおかげで、地球の大気や水は、浄化され、きれいになっていると聞きます。産業革命以来、決して経済活動を止めなかったために、多くの資源が掘り起こされ、工場から噴煙が上がり、二酸化炭素を無尽蔵に排出してきました。ものを作り続け、消費し続けて、資源が枯渇し、大量のごみを出してきました。
私達の住む地球は、大事な私達にとってのホームです。 今まで、ずっと惑星地球の世話になってきました。地球の恵みに対して、自分でも無頓着でした。生きるための空気、水、日光、おいしい食物など、限りない恩恵を受けてきました。でも、同じ地球というホームに住まわせてもらっていながら、勝手過ぎだったと思います。国境という境界線を引き、お互いに争い、大事な恵みである自然を破壊してきました。地球温暖化、海洋汚染、資源の枯渇、動植物の絶滅危機、オゾンホール、多くの不可を地球に強いてきました。
ここらで、私達のホーム地球もずっと我慢してきたのでしょうが、耐えられなくなってきたのだと感じます。その現れとして、大地震、大津波、台風、異常気象などがその反映でしょう。そして、今回はウイルスの拡散という形で、地球が反応しているだと思うのです。
逆に言えば、このコロナ騒動が私達の考え方や発想を変えるまたのないチャンスなのです。無駄な戦争をやめ、地球住人みんなが知恵を出し合い、仲よくして、この地球を何とか守ろうとできる、またとない機会と捉えてはどうでしょうか。
過剰な生産をやめ、働く時間をもっと減らし、人々がゆったりと考えたり、身体を動かしたり、自分の得意なことでボランティア活動をすることで、健康も向上できるでしょう。ストレスがなくなり、楽しい生活、お金のことを心配していで済む世界に少しずつ近づけていけたら素晴らしいと思います。
このコロナウイルスを、惨禍と捉えず、変化のよきチャンスと捉えることで、未来は大きく変えられると思います。いや、変えなければならないのだと感じます。
そして、お世話になり続けてきた惑星地球に、みんなで「ありがとう」を言い、感謝したいものです。
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