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執筆者の写真Rokuto

体表治療法

「体表治療法」という言葉は、私の造語です。医師なら「体表医術」という言葉が使えますが、同じような意味として使っています。

私自身は、ドクター佐藤先生にカイロプラクティック医術を学んでいます。佐藤先生は、自らの研究で、最も効果があり正確な施術を日々研鑽されています。

その研究は、おそらく世界トップと言ってもいいでしょう。

その佐藤先生の治療は、まさに神業で、とても真似のできるものではありません。

その技のごくごく一部を取り入れた施術を心がけています。


体表(皮膚表面)から、刺激を与え、それをさまざまな方法で脳に到達させます。脳に届く信号は、毎秒何億とあるそうですが、それをすべて脳が受け入れるわけではなく、ごくごく一部の信号だと言われています。

その技は、大変難しく難儀なものです。

人体は小宇宙であるといいますから、広大無辺な宇宙と同じだとすれば、その世界は未知であり神秘に満ちたものであるはずです。


打圧により、体表に刺激を加えます

健康を損なっていたり、痛みを伴った人体は、本来の正常な仕組みやルールに沿った扱いを受けなかったために起こることです。その蓄積がさまざまな不調や疾患となって表面化してくるのでしょう。

体表治療法では、身体の表面から発せられるさまざまな信号をキャッチして、それを脳に返してやることで、正常化するという考え方だと思います。

そのためには、的確な人体からの信号のキャッチと適当な順番と刺激を与えなければなりません。それはとても難しいことです。


身体の状態を知る方法として、左右の体重差と天井から吊るした垂直糸と背骨の一致度を見ます。2台の体重計(アナログ計)に、跨いで乗り前方を向いて自然な姿勢で立ってもらいます。

すると左右それぞれの体重がわかります。体重60㎏の人なら、左30㎏右30㎏なら理想的と言えます。大抵体重差が2~5㎏ある方がほとんどです。中には10㎏差の方もおられます。

垂直糸の前に置いた足型2つに足を乗せて、前方を向いて立ってもらいます。頭頂から尾てい骨までのラインと垂直糸とのズレを見ます。ぴったり一致するのが理想ですが、大抵はどちらかに寄っています。


体表治療法によって施術を進め、その改善度の指標として再度体重計に乗ってもらい、垂直糸とのズレをチェックします。これで、体重差がゼロになり、垂直糸との一致に合格すれば、その日の治療は終了とします。


まだまだ私には、この指標通りに納まる技を十分に獲得できていないというのが本当のところです。日々の患者さんとの経験を通して、少しでも理想に近い施術ができるよう、日々精進していきます。

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