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執筆者の写真Rokuto

子どもの施術

5歳の男の子を施術する機会があった。

そこで発見したというか、驚いたことがあった。


子どもの身体というのは、本当に純粋なんだ、という発見である。

通常の施術では、来られる方の大半が中高年の方々である。それぞれにいろいろな悩みを抱えて、何とかしてほしいという思いで来られる。


中高年の方々の身体は、どの方も身体に多くの反応ポイントがある。

GTスコープで身体をスキャンすると、多くの反応ポイントが現れる。腰痛、肩こり、膝痛などを抱えた方々の反応ポイントは、かなり多い。それを順位に従って、その反応を取っていくが、大抵の場合2時間程度かかってしまう。

それでも、左右の体重差が整わなかったり、天井から吊るした垂直糸と背骨のラインがなかなか一致しなかったりする。


5歳の男の子の施術に戻す。

まず、ほとんど反応するポイントがない。あっても数カ所であり、ものの5分もあれば、施術が完了してしまうのだ。

これは、予想はしていたが、驚きだった。

今まで、幼い幼児を診たことがなかっただけに、驚きだった。

新鮮であり、子どもの身体の純粋さに感動さえ覚えたのだ。



ただ,この子の一カ所に反応が集中している場所があった。

左足のくるぶし付近である。

よく見ると、傷跡が見える。反応ポイントがこのくるぶしの周辺に何点があった。

注意深く、反応ポイントを探り、実に弱い打圧を加えると、簡単に反応が消えた。両親に聞くと、プールで傷めたのだろうとのことだった。



この男の子の施術を終えた。体重、垂直糸とともに合格である。


思うに、こうした幼い時分から、定期的にチェックをし続ければ、この子の人生は本当に健康体を保ち、楽な人生をずっと歩めるのではないかと思えた。


幼児、少年、成年期では、遊んで転んだりぶつけたりは当然多く経験する。中高生ともなれば、スポーツが身体を鍛えることも多くなる。


こうしたスポーツで身体に大きなエネルギーが負荷となって加わることは多くあるだろう。捻挫、打撲、捻じる、転ぶ、ぶつかる、骨折など多くの外的なエネルギーが加わる。そのときの処置で痛みが取れれば、治ったと判断して、それ以上のメンテナンスはしないことが多い。


しかし、こうした受けたエネルギーは、記憶として脳に残り、いずれそれが表面化してくることも多いと思われる。


理想としては、こうした受けたエネルギーをその場で解消しておくことが大切なのだ。

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