トータルバランス療法では、施術前の身体の状態を2つの方法で計測しています。
①左右の体重差
2台の同じ体重計に、左右の足を乗せてもらい、左右の体重差を調べます。
体重差が大きい場合は、重力が身体に均等に加わらず、身体に変調を来してしまいます。肩こり、腰痛、膝痛は勿論ですが、内臓の機能にも支障を及ぼすことが考えられます。
②天井から吊るした垂直糸と正中線(背骨のライン)との一致度
体重計と同じようにして立ってもらい、垂直糸と正中線との一致度を見ることで、身体が地面に対してどのような状態になっているかを調べます。体重差がある場合は、多くの場合垂直糸が正中線に乗らず、どちらかに寄ってしまいます。
施術後は、こうした2つの指標で、施術の成果を確認しています。体重差が揃わない場合や、垂直糸と正中線が合致しない場合は、施術を継続し、できるだけ体重差0、垂直糸と正中線の一致をめざします。
この2つの指標を、お客さま本人にもお伝えしています。
体重差は、口頭で、垂直糸との合致度はタブレットによる後方からの撮影でお伝えしています。このことで、お客様ご本人でご自身の身体の状態を把握し、また施術による変化を数値と映像で確認していただきます。
多くの場合、お客様はその変化を自覚し、日常生活における注意点や心がけることを意識していただけるようです。
2つの指標がなかなか満足しないこともあります。
まだまだ研鑽を積んで、どのようなケースでも満足できる状態にもっていけるように今後も努めていきます。
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