top of page
執筆者の写真Rokuto

笑って健康になろう!

笑うことで、βエンドルフィンという脳内物質が分泌されるそうです。「脳内モルヒネ」とも呼ばれています。

このβエンドルフィンは、3つの作用をもっているといいます。

免疫力を強化する

血液をサラサラにする

③痛みの中枢に直接働きかけて痛みを麻痺させる

いいことずくめです。

この脳内物質ををたくさん分泌させる3つの方法があるといいます。

笑うこと

喜ぶこと

感謝すること


以前から「笑いは百薬の長」と言われてきました。よく笑うことで健康になるという話はよく聞きます。笑うことで血液の循環がよくなり、細胞に酸素や栄養が行き渡り、人間が本来もつ生命力や免疫力が向上するのです。ところが、神経痛やリウマチで何十年も苦しんできた人のほとんどは笑わないようです。痛いから笑う気になれない。痛くて辛いのに笑顔になれるはずがない、という事情もわかります。


しかし、発想を変えて「取り敢えず、無理してでも声に出して笑ってみる」という逆の行動に出てみるのがいいのかもしれません。そして、できれば人と会話をしながら、口角を上げて笑ってみるのがいいのだそうです。人の話を聞いたり、テレビのお笑いを見て、くだらないと思って、余計に不機嫌になってしまうこともあるでしょうが、取り敢えず笑ってみるのがいいと思います。すると、いつの間にか痛みが消えているかもしれません。


私自身は、幼いころは大人しく控えめな子どもでした。生真面目で、人と話すのが苦手でした。病弱ですぐに熱を出しては、寝込むことがたびたびでした。兄とはよくケンカをしては、不機嫌になりイライラしていました。加えて祖父母はおっかない人で、よく叱られてばかりいました。そんなわけで、笑うことが少なくて楽しい子ども時代ではなかった気がします。


大学生になったことを機に自分自身を変えようと決意しました。もっと明るく楽しい人になろうと思いました。新しい環境になるときが、自分自身を変える絶好のチャンスなのです。初めて出会う人々は、私のことを知りません。だったら、何の遠慮もなく新しい自分を見せることができます。積極的に話をしたり、サークルに入ったりするなかで、とても愉快な友人ができて、しょっちゅうギャグを飛ばしては笑うようになりました。自分でも何か相手を笑わせたくて、下手なジョークを飛ばしては、笑うようになりました。そのころから、私自身熱を出すことも少なくなり、元気になり始めた気がします。


笑うことで、楽しくなり、健康になるなら絶対に笑った方が得です。笑わない手はないですね。とは言うものの、恥ずかしながら、私が小学校の教師のころ、子どもたちが言うことを聞かなくなると、叱ったり、説教をしたり、愚痴をこぼしたりしていました。まったくよい教師ではありませんでした。当然、楽しくないし、不機嫌だし、おもしろくありませんでした。反省しきりです。身体は疲れ、気分も落ち込んで、ふらふらになっていました。この頃の自分には笑顔がありませんでした。笑顔の効力を認識できていませんでした。


「人の一番の罪は不機嫌である」と何かで読んだことがあります。不機嫌は伝染病のように広がり、周囲の空気を一瞬にして重たく、冷えたものにしてしまいます。笑いの入る隙はありません。気まずくて楽しくなくて、嫌な気持ちになります。こんな環境では、心は落ち着かずストレスを蓄積することになります。血行が滞り、倦怠感、やる気を失い、ついには鬱状態になったり、頭痛や腹痛、さらに重い病気を引き寄せてしまいます。


最近、「楽しいか、楽しくないか」、あるいは「得か損か」という基準で考えるようにしています。たとえば、誰かが自分に対して文句を言ってきたとします。

「どうして片付けができないの、何度言ったらわかるの?」

自分を攻撃されると、ついかっとなって「これから片付けようとしていたところだよ。お前だって、置きっぱなしじゃないか!」と反論したくなるのが通常でしょう。この時点で、自分自身は不機嫌になり、相手に不満という感情を起しています。お互いに嫌な気持ちになります。これは自分自身にとって「楽しくないこと」となり「損」なのは明らかです。


自分が楽しく、得をするにはどうすればよいでしょう。

にっこり笑って「ごめん、ごめん、またやっちまったよ。私は本当におバカだね」と明るく言ってみると、そこには不機嫌や冷たい空気は流れず、ほんわかした状態になるでしょう。

少なくても「楽しくなくはない」状態を保ち、損はしていないでしょう。自分が傷つくこともなく、相手も嫌な思いをしなくて済む方法を取るのが得策です。


日々の生活の中で、積極的にさむいジョークを飛ばし、笑い、喜びの声を上げ、「ありがとう」と言って感謝し続けることを繰り返すと、楽しい日々で体調もよくなり、ますます元気になっていくと思います。今まで痛かった部分がいつの間にか消えて、痛かったことも忘れてしまっているかもしれません。


さらに、痛いところに向かって「人指し指さん、いま少し痛いけど、いつもたくさんの仕事をしてくれてありがとうね。感謝してるよ。」とやさしく撫でてやります。すると、脳が喜んで、痛みを消し去ってくれるかもしれません。

①笑うこと

②喜ぶこと

③感謝すること

この3セットを日常の習慣にしてしまうのも、健康で楽しい人生の最高の薬かもしれません。みなさまが日々健康でありますように!


参考文献 『運命好転十二条』小林正観著 三笠書房






閲覧数:17回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page