現在、多くの治療法や施術法が考案され、そのレベルも向上してきています。治療院マーケティング会社が中心となって、定期的に国内のすぐれた施術法を公開しています。そのなかには、一見して信じがたい手法で、クライアントを驚異的に改善したり、症状を好転させるものも数多く紹介されています。
私自身も、複数の施術に関する資料を入手して試してきました。その中で「これは!」という施術法や考え方に心惹かれた施術法を実際に直接学ぶということもしてきました。
その中の一つが「SF療法」と呼ばれる施術法です。この手技を開発者は「VAT」(バイタルアングルテクニック)と呼んでいます。ここでは後者の「VAT」と呼んでいきます。
この技術を一言で表すとすれば「自然界の法則を活かして自らの生命力を高めて、あらゆる症状を改善に導く手技」と言えます。
このVATの開発者である飯田先生は、アメリカでカイロプラクティックの名門大学を卒業し、D.C. (ドクター・オブ・カイロプラクティック)の学位を持つ方です。その飯田先生が、自然界の法則や宇宙のメカニズム、物理法則、量子力学、古代文献など多方面の領域から、導き出した独自の手技です。
具体的には、両手の掌を直角に置いて、右手を時計回り、左手を反時計回りに回転させる簡単な方法です。
例①
クライアントに横向きに寝てもらいます。施術者は、左手の掌を患者の頭上に起き、半時計回りに回転をかけます。同時に右手の掌を相手の背中に向けて時計回りに回転させます。右手の掌と左手の掌は直角に構えます。この回転を10回ほどするだけです。

例②
患者の左右のこめかみに向けて、5~10㎝程度離して両手を直角に起き、同じように右手を時計回り、左手を反時計回りに回転します。

右手からは前方向の作用があり、左手には左手方向に向かう作用があるといいます。この二つのエネルギーが交わった点に、作用して身体のエネルギーを向上させ、さまざまな症状を改善に導くというのです。
目に見えない作用が、本当に患者の身体に影響を与えているのか疑問が起こります。目に見えない、確認できないことがどのように身体に作用しているのか?クライアントにとっても、押されるとか叩かれるという感覚を感じ取れないため、本当に効いているのかわからないというのが現状です。
今まで多くの方にこのVATの手技を行ってきましたが、確実に身体が変化していると感じています。今後ともこの手技のみならず、さまざまな研究を重ねて、皆様のお役に立てるよう探求していきます。
例3
スコープで施術ポイントを特定した箇所に、鍼を刺した後、その上空からVATをかけていくという手法も有効です。これについては以前のブログ「鍼治療+SF療法.=施術効果アップ」及び「SF療法 の実践」に詳細を記してありますので、こちらをご覧ください。

セルフケアの紹介
例2で紹介した手技を自分に施術する方法を紹介します。
①首を左右に動かしたり、回したりして痛むところや動きの様子を確かめて覚えておきます。
②左手の掌を、右のこめかみの上にかざします。そのまま掌を時計回りに10回程度回転させます。
③右手の掌を、左のこめかみの上にかざします。そのまま掌を半時計周りに10回程度回転させます。
④ ①の動きをしてみて、その変化を感じてください。

首が軽くなったり、痛みが緩和したり、動きやすくなると思います。首のみならず、その他の部位でも変化を感じられると思います。是非お試しください。
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