施術の中で取り入れている手技に「大沼式」があります。全身の血流をよりよく促す手技
で、施術の初めに行っています。
この「大沼式」の手法を、改めてこれから半年かけて本格的に学び始めました。大沼四廊先生は、現在の医療や医学的な常識に疑問を持ち、さまざまな研究と検証を重ねて、あらゆる病を治す方法を確立し、多くの実績を持つ先生です。
たとえば、「血液は骨髄で作られる」と教科書に載っていますが、これに疑問を持ち、多くのドクターにその証拠を尋ねたそうですが、誰も明確な答えを返してくれなかったといいます。それで最後に辿り着いたのが、「血液は腸で造られる」という新事実でした。現在は、それが世間に知られ渡るようになってきました。教科書に書いてあることが、すべて正しいわけではないというのは、多くの検証等で定説が覆ってきています。
この大沼先生は、いろいろと示唆に富むメッセージを届けてくれています。
今回はその中から、以下の文を引用させてもらいました。
身体はいつもあなたを治したいと思っている
(『大沼式人体科学・真の根治治療』より)
自然界の植物も動物も実にたくましい。誰に教わったわけでもないのに、体に備わる治癒力を疑うことなく当然に身につけゆだねている。
木や草は切られたり、もぎ取られたりしても、またそこから新しい組織を作り出す。
トカゲのしっぽが切られても再生することは周知の通りだ。
ネコは、胃腸の調子を整えるために、雑草を食べ胃の中のものを出し調整をする。体の具合が悪い時は、食べることをせずゆっくりと体を休めたり、静かに眠る。誰に相談することもなく、体が全てを知っているかのようである。
この地球上でおそらく人間だけは例外だ。頭痛では痛みを抑えようと薬を飲み、熱があるからと病院へ行き、医者に診断をくだしてもらわないと落ち着かない。医者の言葉を受け、はじめて大丈夫だと安心するのだ。
「風邪は万病のもと」と言われ、昔から風邪を甘くみてはならないとされてきた。しかし、風邪は体の解毒反応だ。確かに侮るべきではないかもしれないが、体が元に戻ろうとする作用であることは間違いない。多くは体が治すために出す反応や病状を外から一方的に抑えたり、和らげたり、消そうとしたりといろいろ試みる。
体の免疫システムは、本来の仕事を完遂する前に薬や注射などで阻害されてしまう。これは免疫システムを破壊する行為に等しい。
人間は表に出てきた症状に対し、とても恐れているように思える。まるで症状が悪化したかのように思うためだろう。
当然、体は治そうと必死で戦い、その過程でさまざまな反応を出すため、一見症状が進行したかのように思うかもしれない。
治癒反応には、多少の痛みや苦しさを伴うこともあるが、本当は、体はあなたの体を必死で元の状態(DNA に基づいた状態)に戻そうとしているのだ。この力は努力する必要もなく、身体はあなたをただ治したいだけなのである。
これがごくごく自然の現象であると再度認識しよう。この地球に生を受けたということは、生命力と同時に自然治癒力をも授かることを意味する。それは当然のしくみだ。

自然治癒力は、本来生命体が持っている力です。しかし、日々の生活の中での身体の過度の駆使、ストレス、薬の常用などでその力が発揮できないケースが多いようなのです。
トータルバランス療法では、この本来持つ力を引き出し、自分で元の状態に回復することを手助けすることをねらって施術を心掛けています。しかし、一回の施術だけで元の健康体に戻すことは、なかなか叶いません。
大事なのは、本来自身のもつ自然治癒力の発揮の邪魔をしないことです。
自然治癒力を発揮するのに、自分でできることを挙げてみます。
①薬に頼ることを極力控える。(急性の処置としては投薬は必要)
②十分な睡眠を取る。
③生命力ある新鮮な食事を摂る。添加物や即席のものはできるだけ避ける。
④できるだけ歩く。適度な運動をする。
⑤よく笑う。自分の生命力を信じて任せる。自分の身体に感謝する。
⑥姿勢に気をつける。スマホ・パソコンを見る姿勢に注意し、長時間見ない。
⑦がんばらない。
⑧「ありがとう」「うれしい」「楽しい」「ラッキー」「大好き」「すごい」など前向きな言葉をどんどん言う。
⑨ときどき、背伸びをする。つま先で立って思い切り背伸びをする。肩を回す。
⑩日光を浴びる。
これから大沼式の施術法を学び、今後はそれを実際に施術に応用していきます。今まで以上に皆様に向き合い、少しでも健康に向かうよう、尽力していきます。
大沼式施術法の詳細は、今後ブログや施術法のページで紹介していきます。
Comments