血液をすみずみまで流すと病気は消える
- Rokuto
- 10月19日
- 読了時間: 4分
施術メニューは、5つ揃えていますが、どれにも「体表刺激法」という手技を取り入れています。身体には各所に「滞り」があり、血流やエネルギーの流れ、代謝を阻害してしまい、痛みやこり、不調の原因と考えられます。
その「滞り」をスコープを用いて特定し、そこに適度な刺激(打圧、押圧、振動、鍼、灸など)を施して、滞りを解消し正常な流れに戻していきます。
それに加えて「大沼式人体科学」という手法を同時に取り入れてきました。開発者の大沼四廊氏は、現代医療の限界を感じ、自らの研究と実践で、多くの難病で苦しむ人々を数多く改善に導いてきた人物です。この大沼氏から現在も学び続け、日々の施術に応用しています。
大沼式人体科学では、主に3つの考え方を提示しています。
①先天的システムエラーを修復する
人が生まれ出る際、母親の狭い産道を通るときに、全身の関節を脱臼して出てくる。そのため、主に「左鼠蹊部」「右鎖骨下」「第三頸椎」がエラーを起こして、人体に一生影響を及ぼすことになる。これがさまざまな症状の原因になっている。これを解消することが、健康への第一歩となる。

②全癒血をつくる
血管は長い間に脆くなり、しかも、内壁には古い血液のごみが付着して、血液がうまく流れていかない。ドロドロの血液は、細い毛細血管を通ることができず、酸素や栄養の行き届かなくなった細胞は死に硬くなってしまう。この血管を掃除して、新鮮な血液(全癒血)を全身に送ることが必要である。
③石灰化を解消する
血液が滞ってしまった部位は、石灰化が進み、関節が固くなって動きが悪くなる。そればかりでなく、尿路結石、動脈硬化、肺がん、五十肩、肺腺がんなど、さまざまな病となる。この石灰化を解消して、筋肉や内臓等の動きを復活し、機能できるようにする。
この3つの課題を解決する方法が提示されています。
①「左鼠蹊部」「右鎖骨下」「第三頸椎」のエラーを解消する手技は、その3つの部位をやさしく押して、その各部位の下に流れる血管の通りをよくします。当室の施術の前半に行っている手技です。この3つの手技をメインに全身をやさしく刺激することで、血流やエネルギーの流れを格段に改善していきます。

②血管にこびりついたごみを一気に排除し、新鮮な血液を送り込むために、「デトックスバンド」を用います。大沼氏が研究を重ね、特注した特別なゴム管を一時身体に巻きつけて、それを外すことで、一気に古いごみが心臓に向けて送られ、そこに新しい鮮度の高い血液を送り込みます。これは、一瞬にして起こることだといいます。新鮮な酸素や栄養が体中の隅々まで行き渡ることで細胞が生き返るのです。


③石灰化を解消するために考案されたのが、独自に考案した木の棒を背骨際に当てて、木槌でトントンと叩く方法です。背骨の両側の石灰化した軟骨を叩くことで、石灰がほどけ、背骨が動きやすくなります。これで、身体の可動域がよくなり、内臓にも好影響をあたえるのです。


当室の施術では、それぞれの施術メニューに時間の許す限り、こうした大沼式を取り入れ、身体の不調や痛み、こりなどを緩和するようにしています。
大沼氏は、病名は関係ないといいます。生きた血液を体中に巡らせることで、あらゆる病気は解消されると言います。がん、パーキンソン病、アトピー、脳腫瘍、てんかんなど、さまざまな病気は、きれいな血液をしっかりと身体の隅々まで行き渡らせれば、自ずと解決するのです。
人体は、血液が体中のすみずみまで行き届いて、正常で元気な身体を保ちます。特に酸素や栄養を運ぶ赤血球、異物やウイルスを排除する白血球は、健康維持に重要な役割を果たしています。しかし、その一つ一つの血球が連結したり、壊れたものでは役に立ちません。一つ一つが分離して、毛細血管を通り、役割を果たさねば健康維持はできなくなります。
この大沼式人体科学は、大いに人々の健康づくりに役立つ方法と思います。






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