体表刺激法では、以前紹介したGTスコープを多用する。
GTスコープの役割には、私の実践の中では次の役割があると思われる。
①クライアントのおおよその健康状態を知る。(Uゾーンを測る)
②施術する順位を決める。
③施術ポイントを決める。
④施術ポイントの正否を判断する。
⑤施術の姿勢を決める。
⑥施術の可否を判断する。
GTスコープは、こうした情報を得るのに非常に強力な味方となっている。これなくして体表刺激法は実現できない。この判断の仕組みの詳細は不明だが、おそらくクライアントの身体から発する微弱な波動をキャッチし、増幅することで検知できるのだと思われる。
ちなみにこの検知を修得するためには、私自身かなりの練習を積んだ。最初は全くわからなかった。教えを請うたW氏には感謝している。そのW氏の師匠であるS師の施術を見た時、電撃的にそのヒントを得た気がして、その後何とか使えるようになってきたように感じている。
本題に戻る。
GTスコープによってできることのうち、①のクライアントの健康状態を知ることであるが、これはGTスコープによって、クライアントの身体から発せられる放射波の高さを計測することから得られる。
これが、身体からどれくらいの高さで、GTスコープに反応するかということで判断する。
身体から高いUゾーンの場合は、そこには施術ポイントは存在しないらしい。(下図のUゾーンAとC)。逆にUゾーンが身体から近いか(低い)場合は、このエリアに施術ポイントが存在する可能性があるらしいのだ。(下図のUゾーンBとD)。
このUゾーンの次に、施術する順位を決めるが今回は割愛する。
施術ポイントを特定するが、これもGTスコープを使う。指をクライアントの体表の数㎝上をなぞりながら、GTスコープをこすると反応するところがある。ここが施術ポイントの可能性があるが、これを確証するために、そのポイントにマグネットを置く。さらにGTスコープを用いて、それが精確かを見極めるのである。
反応点がそれぞれのゾーンに1つずつあったとする。すると、大方の場合Uゾーンの低いBとDにある反応点は、施術ポイントになるが、Uゾーンの高いAとCは施術ポイントにはならないようなのだ。
こうして施術ポイントが決まり、一定の刺激を加えるとUゾーンは高くなる。その後、次の施術ポイントを探すことになる。反応点BとDが同時に施術ポイントとなることはない。
私が臨床において最近確認できたことは、まだまだ序の口であり、まだまだ正確とは言えないかもしれない。私のS師匠は私のはるか先を突き進んでいる。とても、追いつけない。
しかし、縁があって、私の治療室に来てくださる方々に精一杯できることを一歩一歩やり続けていきたいと思う。日々研鑽しかない。
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