大沼式人体科学
病気・痛み・老化・死等あらゆる症状を決定する、
全人類共通の人体の先天的な欠陥にアプローチする方法
人間が生まれる時に鎖骨と右鼠径靱帯に歪みが生じ、この歪み解消は、鎖骨・鼠径靱帯・腹にアプローチすることです。
①鎖骨の下を鎖骨下動脈・大動脈が走っており、その間隔がせまくなっていて、心臓の出口である血管が圧迫されます。この結果、呼吸や睡眠が浅くなってきます。
②鼠径靱帯の下を大動脈が走っています。腸骨がずれることによって、靱帯の循環が阻害され、腸骨筋・大腰筋も硬直します。硬くなった筋肉・硬い靱帯によって動脈が詰まり、内臓全体の不調につながり、消化・吸収・排泄にも影響が出てきます。
③腹にもストレスがかかって、緊張・硬直します。重症化するほど腹は硬くなり、食べ物を消化・吸収できないことになります。腹の中で固まった部分は、血液が避けてしまうので腹を緩める必要があります。
症状がよくない場合、呼吸が浅くなり、酸素を充分に取り入れられなくなると共に、二酸化炭素を吐ききれなくなります。二酸化炭素の濃度が高まり、それを好む真菌が出てきて、二酸化炭素を吸ってカルシウムをつくり、動脈硬化、がん、胆石などができてしまいます。
不調を整えるには、石灰化を改善することです。まず上前方変異の歪みを整えることで、内腸骨動脈に血液が流れて、腸・臓器が健全に働くようになります。大沼式人体科学では、こうした症状を改善するために、以下の場所にアプローチします。
[下肢]前脛骨筋・腓骨・内転筋・鼠径靱帯
[上肢]鎖骨・三角筋・鎖骨下静脈
[腹]大腰筋(浅め)・大腰筋(深め)
前脛骨筋
つま先をケアしている筋肉が前脛骨筋。小さい筋肉で全体重を支えています。疲労してくると、酸化し硬くなります。
①前脛骨筋を3箇所のポイントを決める。
②足先を持ち上げながら、片手の手根で前脛骨筋を加圧する。
上体を乗せるイメージで押す。3秒ずつ、3ポイント。
腓骨
腓骨は体重を支え、身体をコントロールするために、脛骨・腓骨でバランスをとっているます。疲れてくると、腓骨の関節の動きが悪くなります。
①腓骨の裏側に指が入るポケットがあり、そこの骨を包むように指3本を丸めて当てる。
②足を持ち上げ、下げて加圧する。
※手の指は腓骨を支えているだけ。
※指は腓骨にひっかかり、外側に持ち上がっている感じ。
③腓骨を支えている指を少し下にずらして3回加圧する。
内転筋
心臓から出た血管がへそ付近で二手に分かれ、靱帯の下を経由して内側を走っています。
内転筋を緩めると、血管の圧迫を取り除いて、血流がよくなります。
①転筋を片手で深く握り、外側に回旋する。3秒×3箇所
②指3本を内転筋の下にあるポケットにひっかけて、引き上げで回旋する。
③両手で太股を回旋させる。支える手の手根を使う。
鼠径靱帯
鼠径靱帯の下を大動脈が走っていて、圧迫を取り除くために、靱帯を緩めます。
靱帯の血液循環が悪くなると、萎縮して炎症反応が起こります。
①腸骨・恥骨の間にある血管に小指を当てる。掌で腸骨を含めて全体を包み。
②左手を添えて加圧する。上体を乗せる。
※力の方向は少し上向きにする。
※息を吐きながら、3秒×3回押す。3段階。
鼠径靱帯(上部)
鼠径靱帯の内側に腸骨筋があり、その深部に大腰筋があり硬直していることが多いので、その部分に血液を送ります。
①腸骨の縁に手根部が収まるように添える。
②膝を曲げる。
③膝を少し持ち上げ、筋肉に余裕を持たせて加圧する。お腹の中まで血液が全体に回る。
※内腸骨動脈の循環がよくなります。
※骨盤の内臓全体、膀胱・直腸・生殖器・股関節・大腰筋まで効果が出ます。消化・吸収も改善します。
鎖骨と三角筋
鎖骨が歪むと、鎖骨周辺の血行が悪化し、周辺の組織全体が萎縮します。
三角筋が縮むと、肩甲骨の動きが制限され、呼吸が浅くなります。
鎖骨と三角筋を緩めることで、
肩こり、呼吸、睡眠障害、ホルモンバランス、うつ、乳がん、肺癌などの免疫疾患全体の改善が期待できます。
甲状腺の機能障害にもつながり、難聴・視力障害・バセドウ病などにも作用します。
右の骨盤と左の鎖骨に深い関係があります。
①肩の付け根に指を立ててベッドにつける。左手は固定だけ。
指が関節に入るようにして、筋肉を握る。
②肩を包むように手を当て、上から加圧していく。
右手は肩鎖関節に、手根部がピタッと入るようにする。
肩の骨を手で包むようにする。
③方向は少し上に向け、鎖骨を移動させる。
3秒×3回。ゆっくり手を戻す。
・鎖骨下動脈の圧迫が取れた分だけ、血液がたくさん流れるので、瞬時に力が入る。
・全身に血液が回るようになる。
・血液量が増えたことでエネルギー量が増える。
・鎖骨を解放させることで、身体全体が軽く動くようになる。
・萎縮していた細胞が、血液が回ることで元の大きさに戻る。壊れた遺伝子も修復してしまう。
鎖骨下静脈
鎖骨の3箇所を施術する。背骨の真ん中、内側、鎖骨の縁。
①母指を当てて、上体を乗せる。
②腕を上げ、母指全体を鎖骨下に当てる。
・親指以外は全体に力が分布するように押す。
・力の向きはまっすぐで少し背骨側にかける。鎖骨を上げて、解放するイメージ。
・3秒×3回
・特に右側の方が悪くて炎症している。
・鎖骨の手技を行うと、健全な血液が回る。
大腰筋(浅め)
腸骨の内側に腸骨筋があり、その下に腸、さらに中に大腰筋があります。
大腰筋に血液を流します。
①腸骨に手根部が当たるか当たらないかくらいの位置に置く。
②ゆっくり中心線に合わせて加圧する。
へそに向かって斜め上に加圧する。
※大腰筋は大きいので、下・中・上と3カ所押す。
③中…下より指3~4本移動したところ。
へその真横あたりに手根部を置く。少し中心に向けて加圧をする。
④上…肋骨に被らないようにする。3秒間加圧する。
⑤⑥⑦反対側を行う。
大腰筋(深め)
①下…指を重ねてゆっくり始める。3秒。
手根部当てたところに指先を置く。手を重ねて押すと中へ入る。背骨の方向に押す。
血液が上がると止まっていた腸が動き出す。
②中 3秒。
③上 肋骨に当たらないように押す。
④⑤⑥反対側を行う。
・手根部の所に指を乗せ、体重を少しずつのせてゆっくり離す。
[参照]
治療院マーケティング研究所
「大沼式人体科学-真の根治医療-」





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